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10月28日(火)はチェコの祝日だったので、27日(月)は有給休暇をとって
家族3人で旅行に行きました。 旦那とティガーは相変わらずプラハ郊外の乗馬に通っているのですが、 そこの一番いい先生が今年夏にブルノのもっと北東の村へ引っ越してしまいました。 彼はプラハ郊外で乗馬の先生として働いていたのですが、 その馬さばき?をかわれ、今はその村の牧場で働いています。 スカウトってやつですね。 で、その先生が私達家族をその村の牧場に招待してくれました。 プラハ郊外と違い、広くて開放的で、気持ちのいい場所でした。 お昼すぎにその牧場に着き、 先生が牧場を案内してくれました。 たくさん馬がいて、ひつじ、ぶた、犬、でっかい角のある雄牛がいました。。。。 でっかい角の雄牛は、先生の友達だそうで、 いつもこの雄牛と遊んでるから大丈夫だよ。。ってことで、頭をなでさせてもらいました。 でも、やっぱりあの角。。。私は怖くて写真を撮るのが精一杯でしたけどね。 この後、旦那が雄牛の角を触ったから、雄牛がちょっと突進してきた。。 もちろん先生が私達の前に立ちはだかり? 雄牛と遊んでくれたので、 問題ありませんでしたけどね。 やっぱ、ちょっと怖かった。。。 で、一通り牧場を見学させてもらった後、 先生は旦那とティガーを連れて、森へ。 旦那の馬は、優しい馬だけど、ちょっと野生児だから少しでも合図をあたえると 走ってしまうので気をつけてと言われた。 名前はガンダルフ。鬣が長いのでみつあみしてました。 ティガーの馬は、おとなしくて賢い馬だそうで、 安心できるとのこと。 目がとっても優しそうで、私も安心。 名前は エルダ ちなみに 先生の馬は、目がギンギン血走ってる暴れ馬。 馬屋にその馬を連れてきたときも、 常に「ヒヒーン、ヒヒーン!!!ブルルル」って叫んでたほど。 でも先生は、こういう馬が好きなんだとか。 もちろん彼はプロですから、そんな暴れ馬も乗りこなしてましたけどね。 まずは、馬となかよくなるために、ブラッシング。 しっぽもしっかりブラッシング♪ で、ブラッシングの後、3人は森へ。14時ごろ出発しました。 ティガーの後ろに見えるのが先生と、ちょっと目の血走った暴れ馬君。 「いってらっしゃ~い」ってことで、 あっという間にあんなところまで。。。。赤いジャンパーがティガーです。 そんでもって、私は一人牧場で待つことに。 予定では、2時間で帰ってくるってことだったので、 私一人でも、牧場内を楽しめると思いました。 西部劇にでてくるような酒場。 きっとお子様が西部劇を楽しめるようにに作ったのでしょう。 外には、キッチンがありました。大きな冷蔵庫もあったし、でっかいキャンピングカーも。 あこがれちゃいますねえ。こんなところ♪ 夏のあったかい日にこんなところで、みんなでバーベキューなんて楽しいだろうなあ♪ 夏のあったかい日にね。。 いろんな馬がいて、馬とおしゃべりしちゃいました。 他の馬と話をしてると、あの雄牛が「こっちに来いよ~」と言わんばかりに 「モーーーー!!」と叫んでおりました。 いや、「ブーーーー!!!!」って言ってたかな。 「バーーーーー!!!」かな。 さて、2時間が過ぎました。 まだ帰ってきません。。。 まあ、森での乗馬、楽しんでいるんでしょう。 男の子ですもんね。夢中になってしまうこともあっていいんです。 肝っ玉母さんは、少々のことでは怒りません。 2時間半が過ぎました。 夢中になるのはいいけど、牧場に一人女の子を残してきたこと、 忘れてやしないかい?(肝っ玉母さんは、どこかへ消えました) 3時間が過ぎました。 まだ帰ってきません。 おいおい、か弱い?女の子を一人牧場に残してるってのを忘れてるのか? 寒いっつうの~。 4時間が過ぎました。 おら~!!!この寒空の中、寂しがり屋で繊細で超~か弱い?女の子を一人牧場において、 なにしてやがる~!!! 早く帰ってこ~い!!!! 怒りがフツフツと沸き、 帰ってきたなんて説教しようか考えてました。 私は旦那の携帯に何度か電話しました。 ・・・電源切れてました。。。 こら~!!!電源入れとけよ~!!!! 怒り爆発。 4時間半が過ぎました。 ようやく旦那から電話が。。。 「ちょっと道に迷ったみたいだ。でも僕達は大丈夫。もしもの時のためにバッテリーを節約しないといけないから携帯の電源は切っておくね。」 私は怒りを抑えつつ、というか、怒りで震えながら小さな声で「ちょっと。。。私は一人で牧場にいるのよ。。。私は大丈夫じゃないぞ。。」と言ってみたが、すぐに携帯は切れた。。。 いや、切られた。。。 5時間が過ぎました。 帰ってきません。。。。 あたりは真っ暗。本当に何も見えないんです。一寸先は闇。 真っ暗。。。。 馬屋の中は電気がついてますけどね。 外は真っ暗です。 街灯もありません。ここは超~田舎。。。 私は一人ぼっち。。。 時折、牧場で働く人を見かけたが、特に話しかけることもなく。。。。 まあ、私達は牧場のお客・・ではなく、先生のお客としてきたわけで、 私は、どこに泊まるのかもしらないし、近所にレストランなんてないし、休憩室がどこかも分からないし。。。 私は一人ぼっち。。。。 この時点では、もう怒りは消えうせ、ただただ心配。。。 旦那と先生だけなら、たとえ迷子になったとして朝になれば戻ってくるだろうと思うけど、 ティガーがいるのだ。 しかも寒い。 気温は・・何度だろう。3度とか?4度とか?? 心配。。。。心配。。。。 警察に捜索願を出すべき?? いや、旦那は携帯を持っているから もしも必要であれば彼が警察に電話するだろう。 下手に私が大騒ぎしても仕方ない。。 5時間半。。。。 まだ帰ってこない。。。。 ここで、ようやく一人、牧場で働く人が来た。 「すみません、まだ3人とも帰ってきてないんですけど・・・」 「ああ、大丈夫だよ。このくらい遅くなることもしょっちゅうだから」 「そ。。。そうなんですか。。しょっちゅう。。。いや、でもティガーは10歳っすよ」 (ちなみに先生ってば、以前にも迷子になったことがあって、その時は、夜中の3時に戻ってきたとか。。) そして、私の心配をよそにその人は、どこかへ行ってしまった。 一人、馬小屋で、馬達と会話する私。。。 私「大丈夫だよね?」「みんな無事に帰ってくるよね?」 馬「心配するな。すぐに戻ってくるよ。」 どうしよう。。どうしよう。。。 もし何かあって、私一人、プラハに帰ることになったら。。。 あ、でも私車運転できないよ。 車どうしよう。。。いや、そんなことは今問題じゃない。。 ティガー、寒いだろうな。。。でも食べ物ないし、 お店閉まってるし、ここ超~田舎だから、今から食料調達できそうにもないし、 でも帰って来たら、あったかいスープを飲ませてあげたいなあ。 でもここじゃ、料理できそうもないし、あ、キッチンはあったけど、材料がないなあ。今、店閉まってる出だそうし。。って、お店がどこにあるかも知らないし。。。。 ってか、もし、3人が戻ってこなかったら、私はどこに寝たらいいんだ? この馬小屋か?? 牧場を出てから6時間が過ぎました。 「ヒヒ~ン!!!」 帰ってきた?? ・・・・・違う。馬小屋の馬がないただけ。 「ブヒブヒブヒ~」 帰ってきた?? ・・・・・・・違う。豚さんがないただけ。 「メ~」 帰ってきた?? ・・・・・・・違う。 やぎさんとひつじさん。。。どっちだ?ヤギか羊か? いや、別にどっちでもいいけど。。。 そして夜8時を過ぎました。 「ヒヒ~ン」 ・・・もう考えるのやめよ。 「ヒヒ~ン」 ・・・またお馬さんか。。。 ん? ああああ!!! 戻ってきた!!!(TT) ティガー君、旦那、先生、 無事に戻ってきてくれました。 よかったよ~(涙) 出発から6時間後、ようやく戻ってきました。 ティガーはちょっと靴がぬれただけで、大丈夫。 旦那は、長袖 T-シャツにトレーナーだけだったからかなり寒かったみたいだけど、 大丈夫。 ん? あれ?先生どうしたの? 泣いてます?? 実は先生、木の枝にやられたそう。。。 真っ暗の中、歩き回ってて木の枝が目にバチンとあたったんだとか。 目が腫れてる。。。 で、その時に帽子を木に引っ掛けたらしい。 でも、真っ暗で何にも見えなかったようで、 帽子を探すのにもかなりの時間がかかったとか、でもこの寒空の中、帽子がないのは厳しいので、 必死に探したらしく、帽子ひとつ探すのもかなし時間がかかったらしい。 旦那もティガーも先生はこの森に慣れているはずだから、 とにかく、先生を信じて先生についていったそうな。。 しかし・・・・ 実は先生、本当に道が分からなくなって迷子になったそうな。。。 でも先生は「いや、大丈夫。絶対にこっちだ」と言い張ったらしい。 で、旦那が携帯で場所の確認をしようとすると 先生は「大丈夫、間違いない。こっちだ」と、ちょっと強気で言ってたので、 先生を信じてついていったが・・・。 ついていくにつれ、旦那とティガーは 「あれ?ここ、さっきも通ったよね?」と先生を疑い始める。。 で、最終的には、旦那が先頭になって、 「僕の後についてきて!」ということになり、 旦那の携帯で場所を確認しながら帰ってきたそうな。。。 自然を愛する先生、文明なんてくそくらえ(とは思ってないと思うけど)ってな感じで、 機械に超~弱い先生。 携帯なんかに頼らんでも、俺に任せとけってな感じだったけど、 こんな真っ暗の中、プライドは捨てましょうよ。 そんなこんながあったようでしが、 無事戻ってきてくれてよかった。。。 おなかもすいてるので、あったかい紅茶を飲んだ後は 外でバーベキューをしました。 寒かったけど、やっぱり火って素敵♪ 心が温まるね。私の怒りも心配の気持ちもスーーっと消えていきました。 こんなことがあって、ティガーが「もう乗馬は嫌だ!」なんてことになったら・・と思いましたが、 そんな心配、全然必要ありませんでした。 ティガーは、真っ暗な森の中でも怖くなかったみたい。 馬と長く一緒にいた分、馬への愛情がふくれたみたい(^^) また馬に乗りたいよ~と言ってました。 先生は、馬が大好きで、動物が好きで、無計画で、無謀で、破天荒で。。。 でも、やっぱり男の子にとっては、憧れの先生なわけです。 母親としては見ていてハラハラする先生だけど、生徒達には大人気。 特に男の子にはね。 ティガーは、毎日、学校での勉強、宿題、習い事、習い事の宿題・・で、 いっぱいいっぱいの毎日。 たまには、こういう冒険も必要ですよね。 ってことで、また行こうね。 でも、今度は私、本を10冊くらいもっていかねば。。 馬達との会話も楽しいですけど、一人で6時間は・・・・ねえ。。。(^^;)
by slunicko
| 2014-10-31 21:02
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